大薮の由来、語源、分布

オオヤブ 【大薮】^{レベル5
約4,000人}  日本姓氏語源辞典

京都府、愛知県、大阪府。

①大矢部の異形。京都府京都市右京区西京極郡町では大矢部氏が兵庫県神崎郡神河町寺前から京都府京都市に鎌倉時代に来住して改姓したと伝える。同地では京都府南部（旧：山城国）の古河荘にあった大辻の芝堂と呼称した土地に1367年（貞治6年・正平22年）に移って1390年（明徳元年・元中7年）に地名を大薮に改称としたとの伝承がある。比定地の京都府京都市南区久世大藪町は南北朝時代に記録のある地名。地名はオオヤブ。大矢部オオヤベ参照。

②岐阜県安八郡輪之内町大藪発祥。鎌倉時代に記録のある地名。愛知県丹羽郡扶桑町斎藤に江戸時代にあった。

③高知県土佐郡大川村大藪発祥。江戸時代に記録のある地名。

④福岡県三潴郡大木町大藪発祥。戦国時代に記録のある地名。同地に分布あり。