トヨシマ 【豊島】レベル6
約28,000人
日本姓氏語源辞典
東京都、茨城県、大阪府。続いて神奈川県、千葉県、兵庫県、北海道、秋田県、埼玉県、愛知県。トシマ、テシマは稀少。
①東京都豊島区付近(旧:豊島郡)から発祥。古墳時代に記録のある地名。地名はトシマ。同地に平安時代、神奈川県鎌倉市雪ノ下・小町が政庁の鎌倉幕府の幕臣に鎌倉時代にあった。発音はトシマ。
②大阪府池田市付近(旧:豊島郡)から発祥。地名はテシマ。762年(天平宝字6年)に「手嶋」の表記で記録のある地名。姓は「手島」とも表記した。手島参照。
③広島県安芸高田市向原町戸島(旧:豊島)発祥。平安時代に記録のある地名。地名はトシマ。
※広島県呉市豊浜町大字豊島は経由地。室町時代に記録のある地名。地名は豊島氏の居住によると伝える。
④秋田県秋田市河辺戸島付近(旧:豊島郡)から発祥。戦国時代に記録のある地名。地名はトシマ。青森県弘前市下白銀町が藩庁の弘前藩士に江戸時代に「豊嶋」の表記であった。同藩士は山形県・秋田県(旧:出羽国)の豊嶋の出と伝える。
⑤地形。鹿児島県の奄美群島の一字姓である豊に「島」を追加。鹿児島県大島郡徳之島町亀津に分布あり。同地に豊姓が存在。鹿児島県大島郡喜界町川嶺で1879年に記録あり。豊参照。