シラフジ 【白藤】レベル5
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日本姓氏語源辞典
岩手県、三重県、石川県。ハクトウも含む分布。石川県輪島市でハクトウ、熊本県でシラトウが存在。シラトウは稀少。
①事物。白い藤から。岩手県花巻市では江戸時代に庭にあった白い藤による明治新姓と伝える。富山県南砺市本江にある浄土真宗の円養寺の僧侶による明治新姓。同寺に江戸時代にあった白い藤からと伝える。
②「白」を含む姓、藤原姓あり。三重県津市雲出長常町に分布あり。愛知県豊橋市今橋町が藩庁の三河吉田藩士、石川県輪島市に江戸時代にあった。兵庫県神戸市で1334年から1338年(建武年間)頃に記録あり。善隣。広島県安芸高田市向原町戸島、徳島県小松島市中郷町に分布あり。藤原参照。
③熊本県葦北郡芦北町白木発祥。江戸時代に記録のある地名。白木の「白」を使用。同地に分布あり。
④個人名。岩手県八幡平市土沢では白い藤の花にちなんで江戸時代に白藤を四股名としていた力士による明治新姓と伝える。
※アイヌ系。ロシア連邦共和国サハリン州シェブニノ(旧:樺太庁本斗郡好仁村)の白主から発祥。白主の「白」を使用。
2022年 1月 29日 更新